西丸子小学校(伊東芳男校長)の5年生が、このほど稲刈りと脱穀体験をした。田んぼは同校60周年記念事業の一環でつくられ、6月に田植えを行ってから稲刈りまで、地域の協力を得ながら見守ってきた。
稲刈りは普段使う機会のない鎌の扱いに悪戦苦闘しながらも、刈りたての稲を手に満面の笑顔をみせた。脱穀体験では、初めて見る足踏み脱穀機に興味津々。稲を当てると「振動が伝わり引っ張られる感じ」「意外と力がいる」などの声があがった。脱穀後の稲は来年の肥料にするという。協力したJAセレサ川崎下小田中支部の小島正夫支部長は、「今は電動だが、昔はもっと時間をかけてお米を作っていた。大変さを体験することで一粒一粒の重みを感じ、食の大切さを実感してもらえれば」と話した。
収穫されたお米は11月21日に行われた「ふれあいまつり」の餅つきの一部に使用された。児童たちは「杵を真っ直ぐ振り下ろすのは難しい」と話しながらも地域の人々の助けを得ながら尽力。田植えから関わったお餅の味は格別なのか笑顔が溢れた。
伊東校長は「初めての収穫にも関わらず豊作。児童たちは体験を通じて稲作の大変さを実感し、食の大切さを心に刻むことができた。地域の皆様のご協力に心から感謝致します」と話した。
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