市政レポートNo.69 平間配水所用地の整備方針案が発表! 川崎市議会議員 おしもとよしじ
これまで、この配水所については、工業用水道事業の再構築計画に基づいたコンパクト化と西側に隣接する上平間管理公舎の廃止によって発生した未利用地の有効利用を図ることで、事業の安定した経営基盤の確立と本市及び地域のまちづくりに貢献する「有効利用に関する基本方針」が策定されて来ました。その際に実施された意見公募では、この土地の利用用途について、一時避難場所や少年サッカー場としての利用や市内民間企業から「緑地の確保を目的とした土地の貸借」の相談があり、借り受けた場合「緑地を市民開放可能」との提案、近隣住民から多目的広場やグランドゴルフ場等の市民交流施設の整備を望む要望書等も寄せられています。また、この基本方針の中で西側の管理公舎用地については、有効利用の基本的な視点、考え方とともに「(仮)川崎市中部学校給食センター」及び「動物愛護センター」へ先行整備する方向性が示されました。
今回、整備方針(案)として、前述の基本方針で示されなかった残る再編整備エリア1万9500平方メートルについて、有効利用の方向性を決定し、具体化に向けた取り組みが推進されます。その方向性ですが、まず、基本方針の考え方にある「多様な行政ニーズへの対応」に基づき、全庁的な調整を行った結果、交通利便性から南東側の土地の一部を健康福祉局へ土地を貸し付けた上で、『障害者通所事業所』の整備用地としました。残った1万7000平方メートルの土地は、「災害時の一時避難場所等への活用」という基本的考え方や前述の市民・地域住民等からの意見・要望、民間企業からの提案を踏まえ、民間企業へ一定期間の借り受けを条件に、土地を貸し付け、収益性を確保するとともに、当該用地について、借受企業が”市民が憩うことができ、災害時においては市民の安全・安心を守るための一時避難場所にも活用できる市民利用可能な緑地”を整備する用地としました。
今後のスケジュールですが、障害者通所事業所については、今年度内に整備計画を決定、来年度に事業手法の調整を行い、2ヵ年かけ設計・整備、平成31年度より供用開始予定です。市民利用可能な緑地については、用地貸付に向けた調整を行い、来年度中に事業者の決定、その年度内に設計を終え、平成29年度中の整備、平成30年度中の供用を開始する予定です。事業者決定以降には、その姿が明らかになって参ります。
市民意見・地域要望を踏まえ、多様なニーズに応える緑地となるよう、議会においても後押ししてまいります。
市議・押本吉司
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4月19日
4月12日