市政報告vol.10 人道橋を含めた全ての橋梁の耐震化をめざして 川崎市議会議員 末永 直
本日であの3・11から丸5年経ちます。あの日も今日と同じ金曜日でした。改めて一刻も早い復興を祈らずにはいられません。
昨年、川崎市議会議員に当選させていただいてから私は一貫して防災対策に取り組んできました。とりわけ橋梁の耐震対策を訴えてきました。本市は地形上、多摩川と鶴見川に挟まれています。中原区の井田や木月には矢上川も流れており、橋が落ちてしまったら断水や地域分断等、大変な問題が生じかねません。
昨年の12月議会において、橋梁における耐震対策の実施状況、広報の取り組みについて建設緑政局長に質問しました。建設緑政局長は「15メートル超の道路橋は耐震対策を実施しており、井田地区の矢上川に架かる橋梁も『人道橋』を除き対策を完了している」と答弁されました。人道橋の耐震対策は予定してなかったので私が強く要望したところ「避難経路の確保などの視点から、対策の必要性について検討する」との御答弁もいただきました。
現在、いわゆる予算議会が行われております(3月18日まで)。去る3月7日、予算審査特別委員会で橋梁の耐震対策について再度質問しました。その結果、建設緑政局長からは「橋梁の耐震化については、緊急輸送道路や跨線・跨道橋など主要な橋梁124橋のうち、123橋の対策が完了している」、「生活道路に架かる比較的小規模な橋梁(人道橋)のうち、防災上の視点から重要性の高いものについても耐震化を図る方向で、現在、3月末を目途に、新たな耐震化計画の策定作業を進めている」と一歩前進した答弁をいただきました。
新たな耐震化計画の報告を受け次第、区民の皆様に報告致します。また、地下の給水管の耐震化による災害時応急給水拠点化の推進などは喫緊の課題であり、今後とも取り組んで参ります。
3・11を今一度心に刻み、中原区を災害に強い街にしていこうではありませんか。
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4月19日
4月12日