市政報告N0.12 保育所保育料の改定について 川崎市議会議員 松井たかし
予算審査特別委員会が3月7日(月)〜10日(木)に開催され、平成28年度予算の審査を行いました。私は、【1】保育所保育料の改定について、【2】かわさきWi―Fiのセキュリティ対策について、【3】個人番号制度事業・コンビニ交付証明事業について質問を行いました。
保育所保育料の改定については、こども本部長から認可保育所、認定こども園の2号・3号の保育料について、多子軽減率及び3歳以上児の基本保育料の改定を予定しているとの答弁がありました。
まず、多子軽減率については、同時に2人以上の子どもを保育所等に預けている場合に、現行の保育料金額表における11の階層において、第2子の保育料を基本保育料の70%としているところを50%にすることにより、全ての階層で半額に軽減され、所得の高い最高階層において1万6560円減額されます。
次に、3歳以上児の基本保育料については、平成27年度の子ども・子育て会議で「保育料のあり方」を検討し、その意見等を踏まえるとともに、高まり続ける保育需要に応え、持続可能な保育サービス等を提供できるよう、より適切な利用者負担を設定するため、公定価格の上昇や近隣他都市の状況、さらには幼稚園、認定こども園の1号保育料を勘案し、低所得世帯への配慮も行いつつ、所得の高い最高階層において、現行の月額3万1500円から9500円引き上げるとともに、27の階層における間差額を均一的に設定するとのことです。
次に、保育料の改定については、毎年度、市町村民税額を基に決定し、その切り替え時期は厚生労働省令により9月に実施することになっていることから、今回の改定についても、同時期に保育料金額表を改定するとのことです。なお、4月以降に、保育所等の全利用者向けに改定のお知らせを行っていくとのことです。
最後に、今回の保育所保育料の改定については、周知にかける時間が十分あるので、利用者の方にその改定の趣旨を理解いただけるよう、一方的な通知とならないように、丁寧な対応をするように要望するとともに、待機児童対策のため、引き続き保育士確保対策の拡充や保育所整備等に取組んでまいります。
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4月19日
4月12日