市政報告vol.12 橋梁の安全性・信頼性の一層の向上をめざして 川崎市議会議員 末永 直
「熊本地震」から1カ月が過ぎようとしています。被災された皆様に対し、心からお見舞い申し上げます。
私は、これまで市民生活の安心・安全に関して、強い使命感と責任感を持って、防災対策の強化に取り組んでまいりました。特に橋梁の耐震対策については、3月の予算議会において、建設緑政局長から「生活道路に架かる比較的小規模な橋梁(人道橋)のうち、防災上の視点から重要性の高いものについても耐震化を図る方向で耐震化計画の策定作業を進めている」との答弁を頂いたところです。
こうした要望が反映され、4月に公表された新たな耐震化計画(案)には、耐震性能の向上とともに「人道橋を含む5m以上の橋梁のうち、防災上の視点から重要性の高い橋梁についても耐震化を図る」こととなりました。
計画(案)は、市内にある619橋のうち対策済みの124橋以外に、新たに199橋の耐震対策を今後15年間で行っていくもので、現在、市民の皆様から本計画に対する意見を募集していることころです。中原区内の苅宿1号橋、井田桜橋など人道橋10橋が含まれ、大変重要な計画です。
また、実施にあたっては、長寿命化計画と連携して、ライフサイクルコストの縮減と計画的・効率的な維持管理を推進していくとのことです。
東日本大震災の記憶が未だ覚めやらぬ中、「熊本地震」が発生し防災に対する意識が益々高まっています。これらの教訓を生かしながら、今後も引き続き市民の皆様の生命・財産を守るため、社会インフラの安全性・信頼性の一層の向上をめざし、大規模災害にも耐えられるまちづくりの推進に取り組んで参ります。
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4月19日
4月12日