市政レポートNo.80 等々力陸上競技場の事業評価、背もたれ問題へ要望 川崎市議会議員 おしもとよしじ
先日、川崎市議会第3回定例会が閉会。この定例会で民進みらい市議団を代表して質疑に登壇し、市政全般のみならず中原区における各課題についても質しました。その中で今回は、等々力陸上競技場サイド・バックスタンドの事業評価についてご紹介致します。
昨年、等々力陸上競技場は、メインスタンドが完成し、ここをホームスタジアムとするサッカーJ1川崎フロンターレの年間平均入場者数も1試合2万人を超えたばかりか、今年、後援会会員も3万人を突破し、念願の初タイトル奪取に向け終盤戦を迎えています。この川崎フロンターレにおいても、川崎のシンボル・市民クラブとなるためにチームが掲げる”活躍と地元密着”を体現しており、サポーターをはじめ市民の方々から、このサイド・バックスタンドの整備がどのように行われていくのか関心が高まっています。
これまで我が会派は、全面改修を推進する会をはじめ関係スポーツ団体や川崎フロンターレ及びそのサポーターの意見反映が行われるよう提言し、その実現を図るとともに、今後、11月・1月に開催される評価委員会の中で具体的に事業評価を行っていくことも質疑により明らかとなりました。さらに、事業評価への意見要望と合わせ、来年2月開催予定のアジアチャンピオンズリーグへの出場が決まれば、座席規定の規格に添わない当該サイド・バックスタンドのおよそ1万席が最低でも3試合で使用出来ず、サポーターとの一体感はもとより1試合あたり最大でおよそ数千万円(タウンニュース社の試算では、1900万円)のチケット収入にも大きな影響をもたらす事から、この「背もたれ問題」への対応も意見要望の中でいち早く求めた所であります。その後、川崎市は来年1月下旬までに場内の座席を一部交換する工事を行い、サポーターが応援するバックスタンド3782席の内、約3割にあたる1243席を使用出来るようにすると発表しました。
結びに、創立20周年を迎える川崎フロンターレの初タイトル獲得が最たるものとして、その活躍による入場観客数の増加など事業評価への影響だけでなく市政全般に対する貢献度は計り知れません。J1リーグは残り2試合、その後のチャンピオンシップ、天皇杯を勝ち抜き、悲願達成を祈念しながら今後の上記課題への対応を注視して参ります。
市議・押本吉司
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4月19日
4月12日