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新春インタビュー 老若双方への医療体制づくりを 聖マリアンナ医科大学東横病院
―街の変化が著しい武蔵小杉の医療の中核を担う、現体制について教えて下さい
宮島―あけましておめでとうございます。全国で高齢化が進む中、武蔵小杉は若い世代も増えている稀なエリアです。そのため、老若双方に対応するための〈予防〉と〈治療〉を兼ね備える医療環境が必要です。当病院では、脳卒中、心臓病、消化器に特化してきた従来の体制から、生活習慣病、健康診断、女性検診、下肢静脈瘤のそれぞれに特化した部門を設置し、地域の多様な疾患に対応できる体制を整えております。
―今年、新たな施策などは予定されているのですか
宮島―より充実した医療を提供できるよう脳卒中部門を、〈脳神経内科〉〈脳神経外科〉に分け、様々な症状に対応していきます。また、昨夏からは〈失神〉に対する外来を始めています。失神は、脳、心臓、血糖など、何が起因しているのかが問題です。そのため、まず専門の窓口で診断・検査を行い、原因を突き止め、必要であれば治療を行います。失神の患者さんも増えていることから、今年4月に、大学病院としてはおそらく全国初となる失神専門の部門を設ける予定です。
―区民が健康を維持する上で、近年の傾向を踏まえアドバイスをお願いします
宮島―若い人においては、やはり生活習慣病に注意が必要です。食事における血糖値やコレステロール値の管理、適度な運動など予防への関心を高めてもらうことです。また、高齢者においては、全体的に言えることですが、我慢強さが裏目となり症状がすでに悪化している状態で来院される方が多いのが実情です。少しでも異変を感じたら、医師の診断を受けてほしいと思います。
―今年の抱負をお聞かせ下さい
宮島―当病院は大学病院ではありますが、昭和22年から地域に根差し、地域の方から愛されてきました。今後も時代と地域のニーズにあわせた医療を提供していく使命を感じています。今年も、近隣の先生方と連携を図りながら、地域医療に貢献して参ります。当院が関連する部門についてはチェック表を設けましたので、ご家族皆さんで目を通してもらい予防の一助にして頂ければ幸いです。
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4月12日