市政報告N0.23 JR武蔵小杉駅の安全対策について【2】 川崎市議会議員 松井たかし
JR武蔵小杉駅の安全対策については、2016年11月18日号の本紙で平成28年第3回川崎市議会定例会における代表質問での質疑の内容を報告させていただきました。
限界に達した混雑状況
JR武蔵小杉駅の横須賀線・南武線の両ホームの混雑状況、特に朝の通勤時間帯は、限界に達しており、ホームからの転落事故や電車との接触を防ぐために、早期のホームドアの設置が必要不可欠であることから、川崎市としての今後の見通しについて質問しました。このとき川崎市からは、「これまでも1日当たりの駅乗降者数が10万人以上の駅において、優先的にホームドアを設置するようJR東日本に対し要望していますが、その中でも、混雑状況が著しいJR武蔵小杉駅については、早急なホームドアの設置を改めて強く要望していきます」との答弁がありました。
武蔵小杉駅は、JR横須賀線・南武線と東急東横線・目黒線が乗り入れ、また駅周辺に高層マンションが多く建設されたこともあり乗降客が多く、さらに現在計画中の高層マンションもあることから、今後も乗降客が増えいくことが見込まれます。
「早期設置」に意欲
2017年を迎え、福田市長は、「特に朝のラッシュ時はホームと駅構内に乗降客があふれ、電車との接触がおきてもおかしくなく、強い危機感を持っている。一刻も早く設置してもらえるよう、最重点箇所として従来より踏み込んだインセンティブをやってみたい」とし、JR武蔵小杉駅の横須賀線・南武線ホームへの早期設置に意欲を示されたとの報道がありました。
現行の補助制度は、1日の乗降客が10万人以上の駅が対象で、国が設置費用の3分の1、県と市が12分の1ずつ補助するもので、鉄道事業者の負担が2分の1となっています。川崎市として上乗せする内容の詳細については、今後詰めるとのことです。
私は、これまでも訴えてきましたJR武蔵小杉駅のホームドアの設置について、この補助の上乗せがJR東日本にホームドアの早期設置を促すものとなるように、平成29年第1回川崎市議会定例会の中でしっかりと議論したいと思います。
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