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中原区版 公開:2017年3月24日 エリアトップへ

武蔵小杉駅周辺のコミュニティ形成の取組を進める法政大学人間環境学部教授 小島 聡さん 横浜市在住 54歳

公開:2017年3月24日

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地域のために「人生勉強」

 ○…地方自治の研究をまちづくりに生かし、2013年に区が立ち上げた武蔵小杉駅周辺のコミュニティ形成に向けた会議の指揮を執ってきた。昨年同会議が公表したコスギ・コミュニティビジョン2040では、町内会の運営困難や高齢化問題などの長期的な課題に対し、行政や住民らの行動指針を示した。今年は大学としても川崎市との協定を締結。学生とともに実践的な動きを強めていく。「一丸となって地域に入り込んでいければ」と意気込む。

 ○…学生時代から川崎市内の団体の活動支援や外国人の人権問題といった調査研究を行っていた。そのまま教授の道に進み、30代の頃には市の人権オンブズパーソンの立ち上げや多文化共生の事業も経験。10年ほど前からは多摩川付近の団体とともに河川敷を利用したコンサートや子ども向けの環境教育にも取り組んできた。様々な地域を見てきた中でも「小杉は急速に都市化している特殊なまち。まだ成長期だがこれから想定外の問題がでてくるかもしれない。今から将来のまちの姿を考えていかないと」

 ○…三鷹生まれ、藤沢育ち。海の近い自然豊かな地で育った。現在は学部長を務めるなど慌ただしい毎日だが、農村部に行く機会も多く「自然いっぱいの田舎はとてもリフレッシュになるね。多摩川上流の自然も好き」と日々の中で息抜き。硬式野球や合気道など運動好きな一面も。「今はスポーツジムに行けるのも3カ月に1度。落ち着いたら、まずは身体を動かしたいね」

 ○…いつも意識するのは”人生勉強”という言葉。「社会と接点を持つこと。学生との関係だけでは狭い。学生と一緒に地域に出られるのは自分だからできる社会貢献」。現在ゼミには50人近い学生が所属するが、「卒業後OB会があったり子どもの写真をみせてくれたり、孫がいっぱい」と微笑む。「子どもと触れ合う地域ボランティアをする老後もいいかな」。これからも地域に貢献する人生を歩み続ける。

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