神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2017年4月14日 エリアトップへ

高津合同庁舎 民間公募で建替えへ 県税事務所はKSPに仮移転

社会

公開:2017年4月14日

  • X
  • LINE
  • hatena

 高津区溝口の「高津合同庁舎」が老朽化のため建替えられることになった。土地を民間に事業用定期借地権で貸し付け、再整備される複合施設の一部を県が借り上げる。現庁舎に入る高津県税事務所とかながわ労働センター川崎支所は今年9月にかながわサイエンスパーク(KSP)に一時仮移転する。

 高津合同庁舎(溝口1の6の12)は1971年に建設された。同庁舎は2004年の耐震診断で要大規模補強と診断され、県有施設の集約に取り組む県は庁舎隣りの川崎市生活文化会館(てくのかわさき)との合築を12年度から検討してきたが、市との整備スケジュールが合わず断念。14年度からは民間活力を活用した再整備を検討してきた。

 再整備は、公募提案方式で民間事業者を決定し、庁舎のある県有地に30年間の事業用定期借地権を設定する。そして、事業者が新たに整備する複合施設の一部を県が借り上げ、県税事務所などが戻る。

 現庁舎の解体や複合施設の整備等は民間事業者が負担。県は土地の貸付料収入で複合施設の賃料を賄う形で、建替えや入居にともなう県の負担実質ゼロをめざす。県が事務庁舎の土地に事業用定期借地権を設定してこのような形で再整備を行うのは初めて。県内には老朽化の進んだ県有施設がほかにも多くあり、県担当者は「県費抑制のため、今後も民間活力を活用した再整備を積極的に検討していきたい」と話す。

 再整備にともない、高津県税事務所とかながわ労働センター川崎支所は今年9月末をめどにKSPイノベーションセンタービル西棟(高津区坂戸3の2の1)に仮移転する。県税事務所は高津区、中原区、宮前区、多摩区、麻生区を所管する。

 今後は、今年8月に優先交渉者を決定して10月に事業契約を締結。11月から現庁舎の解体など事業に着手し、19年10月末の複合施設供用開始と県税事務所等の再移転を想定している。

中原区版のローカルニュース最新6

地域医療支援病院に

井田病院

地域医療支援病院に

紹介率など要件クリア

4月25日

50年の歴史 写真・動画で

50年の歴史 写真・動画で

中原市民館が募集

4月24日

下新城 2年ぶり優勝

下新城 2年ぶり優勝

中子連ドッヂボール大会

4月23日

精神疾患者 支援を考える

精神疾患者 支援を考える

5月14日 市総合自治会館

4月22日

子ども向け絵本講座

子ども向け絵本講座

5月、中原市民館で

4月20日

人口155万人を突破

川崎市

人口155万人を突破

政令自治体で6位の規模

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook