中原警察署(田中武志署長)は4月14日、振り込め詐欺を阻止したとして、三井住友銀行武蔵小杉支店の松岡英明支店長に感謝状を贈呈した。
今回の案件は3月15日、同店の窓口に60歳代の女性が「弟の親戚に不幸があって320万円引き下ろしたい」と訪れたため、不審に感じた行員が警察に通報。警察が調べたところ、詐欺が判明した。同店では「日々、窓口で振込め詐欺に関する声掛けをする中で、お客さまも『わかっている』と話すので、それ以上に踏み込むのはなかなか難しい。しかし、今回は実際に防止が出来たので、励みになります」と話した。田中署長は「皆さんの協力が被害の抑制になる。非常にありがたい」と感謝した。
無人ATM機で被害増
区内の今年(4月13日まで)の振り込め詐欺の件数は14件。昨年の同日に比べて9件増えている。特に無人ATM機での被害が今年に入り9件起きており、同署では注意を呼び掛けるとともに、警戒を強めている。
手口としては、役所などの公的機関を騙る者が、年金や税金を返金するなどと話し、ターゲットを電話で無人ATM機に誘導する。電話口から入力を促し、指示された通りに入力すると、返金ではなく、相手の口座に入金してしまうというケース。同署では「公的機関が還付金の話をして、ATMに行かせるようなことはありません。その場合は警察にすぐ連絡を」と呼びかける。
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