陸上競技のインターハイ、男子4×100mリレーで3位に入賞した法政二高の陸上部。そのメンバー4人が、10月27日から横浜市の日産スタジアムで開催される「日本陸上競技選手権リレー」への出場を決め、その新たな目標に向けて始動している。
40秒40のタイムでインターハイ3位という成績ながら、「残念な結果だった」と振り返るメンバー。決勝レースで、バトンの受渡しでミスして減速。予選は40秒21の好タイムでトップ通過していただけに「優勝を狙えた。悔いが残るレースだった」と笑顔はなかった。
3年生にとってはラストランとなる大会だったが、これまでの成績が評価され、日本陸上競技選手権リレーの出場権を獲得。メンバーはインターハイと同じ、菊池隆之介君(3年)、渡邊優太君(3年)、山本祐大君(2年)、三浦励央奈君(2年)の4人で臨む予定だ。菊池君は「陸上をやるのは高校までと決めている。悔いのないレースにしたい」と意気込み、日本ユース・アンダー18の200mにも出場する三浦君は「来年に弾みをつけるレースにしたい」と力を込める。顧問の野村忠信教諭は「入学した頃から比べると本当に力をつけてくれた。バトンの精度を磨いて、次のレースも頑張ってほしい」と期待を寄せる。熱い夏はまだ終わらない。
法政二高3年の川根正大(まさひろ)君がインターハイの水泳競技に出場し、50m自由形で優勝した。さらに全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会(8月22日〜26日・東京)のチャンピオンシップ区分で、100mと50mの自由形2種目で優勝。50mでは22秒83の大会新記録をマークし、最優秀選手賞も受賞した。
「全国大会では初の優勝なので嬉しい。しかし、目標としていたタイムを落としてしまったので、喜びよりも悔しさの方が大きい」。インターハイ直後の川根君のコメントだ。大会でも他の選手のことは意識せず「自分の目標に向かって泳いでいれば負けない」と、自分の泳ぎをすることに集中していたという。
練習は週6日、オフは土曜日のみ。自分の課題をクリアすることを意識して練習に臨んでいるという。世界のトップスイマーのビデオを見て研究し、練習に活かすなど、まさに「水泳の虫」だ。「気になったところ、ここがダメというところを直すだけ。難しいことではないです」というが、そのひたむきな姿勢が結実した夏だった。
川根君は高校卒業後、中央大学に進学し、同大の水泳部に所属することが決まっている。「いつか五輪で表彰台に立ちたい。そして、できるだけ長く現役選手を続け、40歳近くなっても世界のトップスイマーとして活躍していたい」と今後の目標を語った。
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