神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2017年10月13日 エリアトップへ

川崎工科高機械研究部 3人のロボット、全国へ 高度化への取組みも成功

教育

公開:2017年10月13日

  • X
  • LINE
  • hatena
制作したロボットを手にする部員と、顧問の尾花教諭(中央)
制作したロボットを手にする部員と、顧問の尾花教諭(中央)

 部員わずか3人の川崎工科高校の機械研究部(尾花健司顧問)が、10月21・22日に秋田県で開催される「全国ロボット競技大会」に神奈川県代表として出場する。技術とアイデアを結集したロボットで全国の舞台に臨む。

 自作ロボットを操作し精度やスピード等を競い、「ロボット競技の甲子園」とも呼ばれているこの大会。今年は秋田県で開催されることから東北三大祭りの一つ「秋田竿燈まつり」をモチーフに、田んぼをイメージした段差や障害のあるコースにロボットを走らせ、提灯に見立てたペットボトルを取り込み、竿に似せたセットに取り付け得点を競う。3分の制限時間内に、いかに早く進み、どれだけ多くのペットボトルを竿に運ぶかが勝負となる。

 川崎工科高の機械研究部員は、2年生の村田圭さん、吉浦桂吾さん、1年生の熊谷優作さんのわずか3人。それでも互いにアイデアを出し合い研究を重ね、試行錯誤しながら、放課後の活動に加え、夏休みもほぼ毎日ロボット制作に打ち込んできた。その成果もあって、8月末に行われた神奈川県予選では初優勝。村田さんは「想定通りにロボットをコントロールし、万全を尽くせた」と喜んだ。

 しかし、全国大会には約130チームが参加する。「全国を勝ち抜くには、より高度なロボットが必要」とし、県予選以降、ロボットの移動速度、動きの正確性、リモコンの無線化にも取組み、成功させた。熊谷さんは「全国では2人の先輩をサポートし、全力を出し切りたい」と意欲を見せる。顧問の尾花教諭は「人数が少ないと、アイデアも乏しくなるし、作業負担も大きくなる。それでも3人で結束して取り組んでくれた。ぜひ成果を出してもらいたい」と期待を寄せる。

 また、このロボットは10月28・29日の同校文化祭でも展示する予定という。尾花教諭は「ぜひ地域の方や小中学生にも体験・操縦していただき、ロボットの魅力を感じてほしい」と話している。

中原区版のトップニュース最新6

使いやすく大幅増補

市おくやみガイドブック

使いやすく大幅増補

手続きの煩雑さ解消に

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CF初挑戦、支援呼び掛け

4月15日

救急隊、日中に増設

中原消防署

救急隊、日中に増設

到着時間の短縮めざす

4月12日

5年ぶり重要郷土資料に

江戸時代後期「富士信仰」

5年ぶり重要郷土資料に

市ノ坪の民家で所蔵

4月12日

市民の「誇り」向上

川崎市イメージ調査

市民の「誇り」向上

「来訪推奨度」は過去最高

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook