県内の定時制や通信制に通う生徒が学校生活等での体験を発表する「生活体験発表大会」が先月14日、向の岡工業高校(多摩区)で行われた。
67回目となる今回は、県内21人の生徒が参加。小中学校でいじめに遭い、一度は進学を諦めたものの定時制の学校に通い希望に満ちる思いや、ギャンブルにおぼれ親に借金を押し付け人を裏切ってきた過去を清算しようという決意など、生徒らは堂々と発表した。
県高校定通教育振興会の田中和徳会長は「県内に1万2千人の生徒がおり、貧困、障害をはじめ様々な課題や困難を抱える。その中で、素晴らしい体験を発表することは感動と勇気を与える」とエールを贈った。
受賞者は以下の通り。▽最優秀賞/佐藤夕希さん(神奈川工業高2年)▽神奈川新聞社賞/瓜野優二さん(平塚農業高初声分校3年)▽審査員特別賞/鹿嶌楓花さん(県立川崎高2年)▽高P連会長賞/本川るり子さん(厚木清南高1年)▽定通教育振興会賛助会賞/佐野和也アダムさん(横浜修悠館高2年)、海野昭さん(茅ヶ崎高4年)、工藤愛刀さん(相模向陽館高3年)
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