市政報告vol.29 丸子地区の浸水対策に感謝! 川崎市議会議員 末永 直
台風が先月の下旬にも本土を通過し、「芸術・読書・食欲」 を楽しむ折角の秋だというのに雨に悩まされた近日である。芸術と言えば私の好きな画家の一人、ゴッホが歌川広重の錦絵を模写した「雨の大橋」は広く知られていよう。昔から日本には雨がつきものであり、芸術に十二分に活かされている。
そこで、川崎市政の雨に対する浸水対策の現状と今後の取組をご報告したい。平成28年度川崎市下水道事業会計決算書によると、浸水対策事業は約19億円が計上されている。去る9月22日の決算審査特別委員会で地元中原区は丸子地区の浸水対策について主に「丸子地区の浸水対策はどの程度の水準で整備されたのか、浸水被害を解消する仕組みはどうなっているのか」との質問を行った。
下水道管路課長は「10年確率降雨、時間雨量58ミリの水準にグレードアップを図る」「本市の既往最大降雨である時間雨量92ミリの際にも、床上浸水とならない対策」として、「 中原街道から綱島街道にかけて、内径2400ミリ、延長約1800メートルの雨水幹線を布設し、この雨水幹線に約8200立方メートルの雨水を貯留できる機能を持たせ、既存の下水管で排水しきれなくなった雨水を、地表にあふれる前にこの雨水幹線に導水し、貯留することで、浸水被害の軽減を図る」とのことだ。
これまでに要した費用は「平成23年度の事業着手から平成28年度の決算までに約27億5千万円」で、平成29年度の完成分を含めた総事業費は「約30億6千万円となる見込み」とのこと。残りの約3億1千万円は、「浸水対策の効果をより高めるための既存下水管のルート変更など、一部の管布設工のほか、工事の最終的な仕上げとなる、道路復旧や区画線の設置など」に使われるとのこと。
長年、浸水によってお困りだった本地域の方から「道路に水が溢れることがなくなった」との評価の声を仄聞する。これまで取り組んでこられた本市職員の方々や諸先輩議員に感謝したい。
今月27日から12月議会が開会となる。来る議会に向け、情報収集としての「読書」をさらに積み重ねていきたい。「芸術」を味わうためにも市民ミュージアムに行ってみようか。「食欲」はカロリー過多に繋がるので…ほどほどにしておこう。
|
|
|
|
|
|
4月19日
4月12日