皇后杯で準優勝 富士通レッドウェーブ ベスト5に2選手が選出
バスケットボール女子の第77回皇后杯決勝が9日、東京の代々木第一体育館で行われた。3大会ぶりの優勝を狙った区内の富士通レッドウェーブはJXサンフラワーズに73対68で敗れ、準優勝となった。
皇后杯(全日本総合バスケットボール選手権大会)は日本女子リーグ機構のチームと大学や高校を含めた32チームが参加。トーナメント方式でバスケットボール日本一を決める大会。
決勝の相手JXサンフラワーズ(旧JOMO)は皇后杯2連覇中で、今季リーグ戦でも16戦全勝の強豪チーム。リーグ戦では大差で敗れたこともあり、守備では最初からゾーンディフェンスを敷き、攻め方も変化させて挑んだレッドウェーブ。それが功を奏したのか、シュートの打ち合いを制し前半を28対27とリードし折り返した。
しかし、後半は自力に勝るJXが身長191cmの渡嘉敷来夢(らむ)選手を中心にパワー溢れる攻撃を展開。緊迫の攻防となったが、最後はJXが5点差をつけ皇后杯3連覇を飾った。
惜しくも優勝を逃したレッドウェーブだったが、大会のベスト5には得点王に輝いた名木洋子選手と、新人ながら大会を通じて活躍した篠原恵選手が選ばれた。名木選手は「ここから成長できるチームだと思うので、またファイナルという最高の舞台に立てるように、自分たちのバスケで日本一を目指せるよう、みんなで向かっていきたい」と話していた。
悔しさバネにリーグへ挑む
試合後、畑恵里子キャプテンが「リーグ後半戦が再開されますが、勢いを落とすわけにはいかないので、この悔しさを後半戦に活かしていき、悲願の日本一を達成したいと思っています」と話すように明日15日(土)からWリーグが再開する。
1月22日(土)・23日(日)は区内のとどろきアリーナで今季リーグ戦最後のホームゲームが行われる。チームは現在4位で、プレーオフへの進出圏内。優勝を狙っている。チームを応援している区内の店舗では「決勝で負けてしまったのは残念だけど、その分はリーグで力を発揮してほしい。ホームゲームは全力で応援する」と話していた。
なお、レッドウェーブは川崎市のホームタウンスポーツ推進パートナーとして、市内の小学校を訪問しバスケットを教える「ふれあい教室」を04年から開催している。子ども達から好評で今年も行う予定だという。
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4月26日
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