県議選中原区 3議席に5人が名乗り 現職3人と新人2人
4月1日(金)に告示される統一地方選。中原区選挙区では定数3の神奈川県議会議員選挙に5人が出馬を表明している(3月8日現在)。投票日は4月10日(日)で、即日開票される。
名乗りを挙げているのは現職3人と新人2人の5人で混戦の様相を呈している。
現職は、前回トップ当選を果たした民主党の滝田孝徳氏(2期、40歳)、現在県議会議長を務める自民党の田島信二氏(5期、53歳)、前回無所属で当選し、今回は民主党から出馬を表明している徳安久是氏(1期、50歳)。
新人は、みんなの党の日浦和明氏(34歳)、日本共産党の宗田裕之氏(52歳)の2人が名乗りを挙げている。
平成19年に行われた前回の県議選における中原区の投票者数は8万3696人で、投票率は49・05%(男性47・58%、女性50・66%)。
中原区は武蔵小杉を中心とし、全国的にも人口の増加が著しいエリア。4年前の平成19年4月1日時点の人口は21万7135人だったのに対し、平成23年2月1日現在では23万4138人と1万7003人増加している(有権者は前回が17万617人に対し平成22年12月2日現在で18万8111人)。こうした新たな中原区民を含めた”浮動票”も結果を左右しそうだ。
滝田氏は、経済面や出産環境などの充実により子育てしやすい街づくりに力を注ぐ。また、医療環境の改善など高齢者・障がい者支援にも尽力するとしている。議員定数の削減も訴える。
田島氏は、昨年5月に神奈川県議会議長に就任。思いやりの心を育む教育環境づくりの推進や、地域経済の活性化を目指す。また、癌治療や小児医療対策の充実も図るとしている。
徳安氏は、バリアフリー化など安全・安心の街づくりや、ヒートアイランド現象など地球温暖化対策の重要性を訴える。また、民意を反映した議会の再構築を掲げ、議会改革をすすめる。
日浦氏は、「脱官僚」「地域主権」「生活重視」を基本理念としながら、公務員の身分保障制度等の見直しを含めた公務員改革、女性の就労支援や待機児童問題の解消を掲げている。
宗田氏は認可保育園、特別養護老人ホームの財源確保を中心とした税金の使い道の見直し、住民の声を届けるための議会改革、地元に足を運び、地域に役立つ県議員の必要性を訴える。
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3月29日
3月22日