青少年意識調査 約8割が地元「好き」 地域活動、ボランティア活動の参加機会が課題
川崎市の青少年意識調査で居住地への好意度が平成17年度の前回調査より3・2ポイントあがり、80・5%となった。一方で地域活動やボランティア活動への参加率は低調で参加への機会づくりの必要性が指摘された。
青少年意識調査は、川崎市が1985(昭和60)年度から5年毎に実施。今回の調査は市内在住の満13歳から24歳までの男女3千人を対象に行い、1094人から回答を得た。
居住地への好意度を区別で見ると、どの区とも7割を超え、中原区は87・3%と最も高かった。好きな理由として38・7%が「住み慣れたところ」、24・6%が「交通機関の便利さ」、15・3%が「日常生活の便利さ」を挙げた。
地域活動への参加率は前回時より2・4ポイントアップし、9・6%となったが、参加していない人の割合は89・9%を示した。「どのような活動が行われているか知らない」が38・4%、「興味がない」18・7%、「時間的余裕がない」17・6%が参加しない理由となった。
一方、参加する地域活動については「祭、運動会」43・8%、「スポーツ活動」30・5%、「文化・芸術活動」15・2%と続き、川崎区(11・3%)、幸区(11・5%)、多摩区(11・1%)で参加している割合が高かった。
ボランティア活動の参加割合は26・5%で活動内容は「清掃、緑化活動」42・8%「リサイクル活動」26・9%「高齢者のための活動」23・1%の順となった。地域別では中原区(29・7%)、多摩区(28・1%)、麻生区(27・7%)の参加率が高く、幸区(24・0%)、川崎区(21・4%)は平均を下回った。
一方、不参加者の中では「参加するきっかけがない」人が37・8%を占めたことも判明。市では参加への機会づくりの必要性が高まったとしている。
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3月29日
3月22日