市内のボクシングジムに所属する日本ライトフライ級チャンピオンの黒田雅之選手(24)の初防衛戦が8月16日、区内のとどろきアリーナで開催されることとなった。同会場でプロボクシングの試合が開催されるのは15年ぶり。
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黒田選手は市内多摩区の川崎新田ボクシングジムに所属。5月16日に行われた同級王座決定戦で勝利し、市内のボクシングジムからは20年ぶりとなる日本チャンピオンとなった。
とどろきアリーナでのプロボクシングの試合は、畑山隆則さん(当時京浜川崎ジム所属)の東洋太平洋ジュニアライト級防衛戦以来約15年ぶりのこと。同ジムの新田渉世(しょうせい)会長が「川崎という名称を全国に広めたい。川崎の魅力を育てて市民が地元への愛着と誇りを共有できるまちづくりに役立てたい」と市内での開催を決めた。黒田選手は「勝利して川崎から世界チャンピオンを目指したい」と初防衛に向けて力強く話した。
当日はフロアに1700席、スタンドに3000席を用意する予定。「なかなか機会がないと思うので、子どもたちに試合を観てもらえれば」(新田会長)と市内の小中学生は観戦無料(スタンド席)とする。
また、(財)川崎市体育協会や川崎フロンターレの協力により会場前の広場で出店やアトラクションが楽しめる夏祭りも開催される予定。とどろきアリーナを運営する同協会では「試合が見やすく観客と一体になれる会場。これを契機に川崎のボクシング界が盛り上がってくれれば」と期待を寄せている。
当日は同ジムに所属する市内中学出身の08年全日本バンタム級新人王の古橋大輔選手や、区内の北澤ボクシングジム所属の佐藤駿介選手の試合も予定されている。
チケット料金はリングサイド1万円、指定席5000円、自由席3000円。7月中旬から販売するとのこと。問い合わせは同ジム【電話】044・932・4639まで。
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