川崎市 祭りに東北物産展 雇用、経済支援が狙い
川崎市は、市内各地で開かれる秋祭りなどに、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県、宮城県、福島県の名産品を販売する物産展を出店する。今月上旬からはアンテナショップも開設。いずれも失業者を販売スタッフの補助として雇い、雇用支援にも結びつける。
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この取り組みは、川崎市の緊急雇用創出事業の一環で、40人を雇用する。
市では10月1日の川崎市制記念花火大会を皮切りに▽川崎みなと祭り▽水鳥の祭▽区民祭(麻生区、幸区、多摩区、中原区)▽カワサキハロウィン――など、11月13日まであわせて17のイベントに「東日本復興支援ブース」との名称で出店する。被災地の製造業者から取り寄せた名産品を取り扱うほか、販売業者による直接販売を行い、東北地方の経済支援に結びつける。
市内観光の促進も狙い、10月から11月の期間中、複数のイベントと物産展を回った参加者に東北地方や川崎の名産品の詰め合わせをプレゼントするスタンプラリーを企画する。
市経済労働局商業観光課担当者は「市民の皆様には各イベントを楽しんでいただきながら、復興支援ブースで東北各地から取り寄せた名産品を買っていただきたい」と語る。市ではこれ以外の催しについても物産展を開く予定だ。
同事業ではアンテナショップもオープンさせた。今月上旬から川崎競輪場や川崎競馬場に開設し、レース開催日に営業を行っている。市では今後、アンテナショップをさらに増やし、東北復興と雇用確保に努めたいとしている。
求人などの問い合わせは、かわさき東日本応援プロジェクト事務局(【電話】044・540・3535 平日午前9時〜午後5時)へ。
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4月19日
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