陸上競技の100mで日本ユース4位入賞・国体8位入賞を果たした 須田 隼人さん 市立橘高校2年
楽しむことが結果に繋がる
○…全国から陸上競技の強豪が集う日本ユース陸上競技選手権大会100mで4位入賞、4×100mリレーでは大会記録(当時)を出し準優勝した。「楽しく走ることができた。それが結果に繋がったんだと思う」と満面の笑み。この10月の国体の100mにも神奈川県代表として出場し、8位入賞。「目標だった入賞を達成することができて嬉しかった」と喜びを語った。
○…走るのが得意だったことから中学で陸上を始め、3年生の時に強豪・橘高校陸上部の見学に訪れた。「みんなが楽しそうに活き活きとしている」雰囲気に惹かれ入部。順調に記録は伸びたが、今夏には「勝負にこだわりすぎていて、陸上を楽しめていなかった」と結果が出ない時期もあった。しかし、仲間や顧問の支えもあり、「周りを意識しないでただゴールに向かって走るだけ」と吹っ切った。仲間とともに出場した関東高校新人選抜陸上の4×100mリレーでは40秒55の大会新記録で優勝、県高校記録も塗り替えた。だが、その目はさらに上へ。「来年は高校記録(全国)の39秒台を出したい。今のメンバーなら狙える」
○…将来の夢は動物の飼育員。小さいころから虫や動物が好きでイグアナを飼っていたことも。学校のテストでも「生物だけは点数が良い」そう。「動物といつも身近に接することができる仕事ができれば。そのために、陸上と生物学を両立できる大学に行きたい」。強い決意を固めている。
○…現在は陸上部の部長として約70人を束ねる。「なかなか怒ることができない」というが、部員の話をしっかり聞く姿には信頼が厚い。トラブルがあり部がバラバラになりかけた時も、「どうしたら選手としてだけじゃなく人としても成長できるか。一人ひとりが考えないと」と呼びかけ、全員で乗り越えた。「人の話を素直に聞くようにしている。人に優しくすればいつか自分に返ってくる」。優しく穏やかな表情で話した。
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4月19日
4月12日