40周年記念写真集 区の歴史知る貴重な一冊 あす市民館で完成報告会
区制40周年記念として制作が進められてきた写真集の完成報告会が、あす24日(土)中原市民館で行われる。23人の編集委員らが8ヵ月間奔走し約400点を集めた写真集は、中原区の今昔を知る貴重な1冊に仕上がった。
「中原区制40周年を機に新しい住民にも街の歴史を知ってほしい」と、昨年7月に区長推薦や一般公募等により集まった23人で編集委員会を結成、記念写真集の制作をスタートさせた。昔の街並みや生活の様子など、区民に写真の提供を呼びかけたほか、委員自らの足で、地元農家や町内会、学校、図書館などをまわり写真収集に奔走。こうして集められた写真は、3ヵ月ほどで約900点にものぼった。これと同時に、区役所で15回の全体会議を重ね、写真の選定や編集作業を実施。「良い写真ばかりで選定が大変で、当初の予定よりも多くなった」といい、約400点・96ページからなる写真集の完成に至った。
同会副委員長で郷土史研究家の羽田猛さんは「10年、20年後にも伝えていくために、昔の写真とともに、移り変わる今の中原区の姿も入れた。編集委員の力を結集して仕上げた写真集により、歴史ある素晴らしい中原区を後世に残していきたい」と話した。
また、委員で地域史研究家の長島保さんは「家康が通った中原街道など歴史ある中原区は、これから川崎市が発展するうえで目玉となりうる地域。区民の協力により区民の力で出来上がった写真集は大変価値がある」とコメントした。
販売は5月上旬
報告会は、あす24日(土)午後1時から中原市民館2階で。定員先着300人で入場無料。同会委員長で法政大学名誉教授の村上直氏の講演会や、羽田猛氏による写真集制作のパネルディスカッションを行うほか、写真集(製本前)を手にとって見ることもできる。
なお写真集は、区役所や区内書店にて5月上旬に販売予定。価格は800円、部数は4000部とのこと。
(問)区役所企画課【電話】044・744・3149まで。
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