神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2012年5月25日 エリアトップへ

4月から新城高校で体育教師を務める元川崎フロンターレ選手の 箕輪 義信さん 麻生区在住 35歳

公開:2012年5月25日

  • LINE
  • hatena

「出会いが人を成長させる」

 ○…川崎フロンターレの名ディフェンダーが新城高校で教鞭を執った。「まだ半人前にもなれていないけど先生と呼ばれると責任の重さを感じる。目の前の事を一つずつこなして一人前になりたい」。落ち着いた口調に熱い思いが見える。サッカー部の顧問としても汗を流し、「いろんな子どもたちが集まる公立校で自分の意志さえあれば目的を叶えられるということを教えたかった」と第二のキャリアをスタートさせた。

 ○…小学校低学年のとき津田山FCでサッカーを始める。「エリート街道とは逆の道を走ってきた」というように向丘中、現・弥栄高校とサッカーでは無名校に身を置いた。転機は大学時代。世界選手権に出場したことで、プロからの注目を受ける選手になった。1999年にはジュビロ磐田に入団。翌年、地元である川崎フロンターレに移籍すると屈強なフィジカルを活かしたディフェンス力で守備陣の要として活躍した。「すごく安心できる場所だった。いつかあの場所に教え子を送り出したい」

 ○…”なぜ教師に?”とよく聞かれるが、まだJリーグが存在してなかった中学生の頃からの夢だったのが「体育の先生」だ。ケガに泣かされ4度の手術を受け、現役続行か引退か悩む日々が続いたが「サッカー人生多くの人に支えられた。その感謝の気持ちや経験を後生に繋いでいくのが大事なことだと思った」。アスリートの中には引退後の人生に不安を持つ選手もいるというが、「変化してもいいという勇気」が第二の人生を開いてくれる。

 ○…夫人と3人の愛娘と暮らす。「怪我した3年間家族とは毎日一緒にいたから」と教師として今度は休日返上で生徒たちと向き合う。「生徒たちは家族のようなもの」と話し、「時には厳しく時には優しく生徒たちの背中を押してあげられる父親のような存在になりたい」。そして「出会いが人を成長させることを伝えたい」と目を輝かせる。
 

中原区版の人物風土記最新6

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月19日

佐藤 智宏さん

第58代目の中原警察署長に、3月19日付で就任した

佐藤 智宏さん

区内在住 56歳

4月12日

トニー クルーズさん

火災予防ポスターをデザインして中原消防署から感謝状を贈呈された

トニー クルーズさん

新丸子東在住 53歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

高津区在勤 32歳

3月29日

小林 規一郎さん

「100Kmウォーク」のイベントを企画した、ブレーメン通り商店街青年部長

小林 規一郎さん

木月在住 48歳

3月22日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

幸区在住 20歳

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook