新城北口一番街商店会の新会長 池田忠司（ただし）さん 上新城在住 57歳
力を合わせ、精力的に
○…32の商店からなる新城北口一番街商店会の新会長。「前任の会長が長年やってきて頂いたことを上手く引き継ぎ、みんなのやりたいことを聞いてまとめたい。若手には意見をどんどん出してもらい、その色を出していければ」。柔らかな表情で意気込みを語る。父親が二代前の会長ということには、「珍しいことだけど、経験があってすぐに相談できるから頼りになる」。その存在は心強く感じている。
○…生まれも育ちも新城。大学を卒業し社会に出た後、父親が経営する(有)池田精米店へ。以来30年以上、２人で力を合わせて切り盛りしてきただけに「少しでも長く、一緒にやっていきたい」という思いは強い。40歳の時には宅地建物取引業の免許を取得し、６年ほど前に同店不動産部を開業。代表取締役を務め、兼業で忙しい日々を送っている。
○…28歳の時に結婚し、２人の子どもに恵まれた。中学生の時から続けている剣道は、アマチュア剣士の最高位とも言われる七段を取得。15年前から継続して高津警察署で子どもたちに教えている。「練習でも試合でも楽しんでやることが大事」というが、それ以上に大切にしているのは『礼儀』。「腕前の上達だけでなく、元気よくしっかりとした挨拶ができるか。上手くいかないことも多いけど、子どもたちの成長を見るのはおもしろいし、それがやりがいかな」と笑顔を見せる。
○…常に心がけているのは、剣道から学んだ「相手のことを思いやる心」。何事も一人でやるのではなく、相手の気持ちを考え協力して取り組むこと。それは商店会の活動でも同じという。10月には恒例の「いちばん祭」を企画。昨年も出店やフリーマーケットなどで盛り上がった。「積極的に声をかけていきたい。北口一番街を知らない人にも来てもらい、利用するきっかけになれば」。会長として初めてのイベントに、仲間と手を取り合い精力的に取り組んでいく。
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