新春インタビュー まちの魅力発信がカギ 板橋区長 新年の抱負語る
新年にあたり、本紙では板橋洋一中原区長にインタビューを行った。区長は、昨年の事業や課題、今年の取組みなどについて語った。
(聞き手/本紙・中原区編集室 有賀友彦)
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――昨年を振り返って、どんな一年でしたか
区長「昨年は中原区が誕生して40周年の節目ということで、とどろきアリーナでのNHKのど自慢、企画満載だった区民祭の開催など、様々な記念事業を行いました。多くの区民の皆さんに参加いただき、大いに盛り上がることができたと思います。また、昔の街の姿を記録した記念写真集の発売も、反響は上々でした。変わりゆく中原区だからこそ、古き良き面影を後世に残すことができるのだと思います。区制40周年記念事業は今年3月まで続きます。2月16日には、5歳から70歳までの市民約70人による『なかはらミュージカル』が市民館で開催されます。ぜひ多くの方にご覧いただければと思います」
――昨年の取組みを踏まえ、今後の課題などはありますか
区長「区制40周年を機に、中原区の更なる魅力づくりと、その魅力をどう発信していくかが課題だと思います。
「安心な暮らしへ知恵絞る」
中原区には緑や歴史など既に素晴らしい魅力がありますが、それに加え、商業集積が見込まれる小杉の街や改修される等々力競技場など新たな魅力をうまく織り交ぜていくことが大切です。また、どう発信していくかについては、ネットやユーチューブなどを利用することも必要かと思います。川崎市は『映像のまち』に力を入れています。昨年TV番組で加山雄三さんが小杉の街を歩き”変貌する街”として紹介されていましたが、地元メディアとタイアップし映像を含む様々な手段で情報発信できれば中原区の魅力をより伝えられると思います。東京や横浜にアクセスが良い点も活かしたいものです。また魅力発信に伴い、市民ミュージアムや文化協会などに加えて、先述の『なかはらミュージカル』のような新たな文化の創出に繋がることにも期待したいと思います」
――今年の抱負を教えて下さい
区長「まずは約24万人の区民の皆さんが安心して暮らせるよう、高齢者福祉や子育てサービスの充実を図るなど行政として知恵を絞ることです。また、中原区はスポーツチームが多く、高校や中学の学生も全国で活躍しています。こうした人にもスポットをあてながら、区民の健康づくりにも繋げられればよいと思います。今年のキーワードは、地元の魅力・人の魅力の再発見です」
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4月19日
4月12日