市重要歴史記念物 安藤家長屋門を公開 3月14日にイベント
中原街道沿いに残された歴史的建造物として、昨年11月に市重要歴史記念物に指定された安藤家長屋門を見学するイベントが3月14日(木)に開催される。主催者は「中原の歴史を知ってほしい」と多くの参加を呼びかけている。
長屋門をもつ安藤家は、江戸時代に橘樹郡小杉村の割元名主(地方行政にあたった村役人最上位者)として代官の指揮下で近隣の村々の名主を統括していた。この長屋門が建築されたのは19世紀中期〜後期頃と推定。当初の建築形式のまま残る堂々とした意匠などに価値があるとし、昨年11月、3000人を超える署名により個人所有建造物として初の市重要歴史記念物に指定された。
この歴史的建造物を見て中原区の歴史を知ってもらおうと、3月14日に「中原街道まち歩き」を開催する(午後12時50分集合・参加費300円)。中原散策ガイドの会による中原街道の歴史の話を聞きながら長屋門を見学できる他、市民ミュージアムに所蔵されている長屋門に関する絵巻の解説、法政大学の村上直名誉教授の講演などが企画されている。
30日にも関連企画
また、3月30日(土)には「西明寺での講演会」を開催(午後1時45分より・参加費無料)。西明寺(小杉御殿町1の906)で、長屋門や安藤家文書などの調査・研究をしている駒沢大学の久保田昌希教授による講演会や、NPO法人さえの会による和楽などを予定。
主催者の一つ、武蔵中原観光協会では「最近は小杉再開発で近代的な街のイメージがあると思うが、古い文化も融合した歴史的な街でもあることを知ってもらえたら」と多くの参加を呼びかけている。
事前申込みを
両イベントとも要事前申込み。申込方法は、往復ハガキ(往信用ウラ)に参加したいイベント(中原街道まち歩き、又は、西明寺での講演会)、住所、氏名、年齢、電話番号(ハガキ1枚で2名まで可)と、返信用オモテに申込者(代表者)の郵便番号、住所、氏名を書き【〒211-0005中原区新丸子町743サンパティーク新丸子1001号武蔵中原観光協会】宛て。応募多数の場合は抽選。
詳細の問い合わせは、中原街道まち歩きについては【電話】044・744・3324、西明寺での記念講演会については【電話】044・744・3149まで。
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