第30回オープントーナメント全日本ウェイト制空手道選手権大会が5月18日、19日に大阪府で行われ、区内中原に道場を構える新極真会東京城南川崎支部の入来建武さん(宮内在住/18歳)が男子重量級で大会最年少優勝を果たした。男子軽量級の郷内稔(ごうないすぎや)さん(下小田中在住/18歳)が3位、女子重量級の浦中美夢(みう)さん(横浜市青葉区在住/16歳)が準優勝と、同道場から3人が入賞の快挙となった。
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同大会は新真極真会が主催するフルコンタクト(直接打撃を当てる)空手の国内最高峰と言われる大会。流派を問わず参加でき、各地区大会で好成績を収めた選抜者が、頂点を競う。
重量級で優勝した入来さんは大会前は優勝候補にも名を連ねた。同大会は2度目の出場で、昨年は2回戦でチャンピオンに敗れた。大会を振り返り「優勝できて嬉しい。ただ、ワールドカップに出場した選手や、去年の優勝者が出ていないので、真の優勝とは言えないと思っている。秋の全日本大会では彼らに勝って優勝したい」と意気込む。父で師範の入来武久さんは「前評判が良かった中、重圧をはねのけよく頑張った。他流派の世界王者を倒すなど自信がついたのでは」と話す。
軽量級3位の郷内さんは、高校時代には全国優勝の経験もある実力者。大会中に胸骨にひびが入るというアクシデントもあったが、持ち前の負けん気で乗り越えた。「今日で終わりだからと言い聞かせて、ケガを意識せずにやった。他流派との試合が多く『絶対に負けない』という気持ちで頑張った」と振り返る。
さらに、女子重量級で準優勝の浦中さんは、昨年同大会に出場するも初戦敗退で悔しい思いをした。しかし、その後の関東大会で優勝すると勢いそのままに同大会に挑んだ。「準優勝は嬉しいけど、優勝できなくて悔しい。次は優勝したい」と話した。
同大会で3人の入賞者を出すのは初めてのことで、入来師範は「レベルの高い大会で、入賞者を3人も出せて嬉しい。選手が予想以上に頑張ってくれた。師範冥利に尽きる」と喜んだ。
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