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中原区版 公開:2013年6月14日 エリアトップへ

今年で創立40周年を迎えた、「新城郷土芸能囃子曲持保存会」の会長 廣山 秀治さん 下新城在住 65歳

公開:2013年6月14日

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仲間とともにつなぐ芸能

  ○…「新城郷土芸能囃子曲持保存会」が今年で40周年を迎えた。囃子と俵を使った曲持ちによって組織されているこの芸能は、新城小学校20周年を機に作られ、今では川崎市無形文化財に指定されている。この40年という年月を「新城の人々の応援があって続けることができた。自分自身は気が付いたら40年たっていたという感じであまり実感がわかない」とこの節目をあくまで通過点として捉える。

 ○…新城生まれの新城育ち。幼いころから囃子や獅子舞は身近にあった。24歳で仲間を集め、本格的に囃子を習い始めた後、寿獅子にも活動の幅を広げた。30年間続けた県立中原養護学校で披露していた獅子舞演舞もライフワークのひとつとして大切にしてきた。「自分を求める思いには応えたい。手足が不自由な子も、獅子舞の動きひとつで驚いたり、笑ったり、くるくると表情が変わっていくのが嬉しかった」。生徒たちからお礼としてもらった手作りのメダルや陶芸品は、今でも自宅に大切に飾ってある。

 ○…65歳になった今も現役の大工で、「広山留工務店」を経営する。自宅も自らの手で建てた。「自分の手で何かを作るのが好き。今は園芸に夢中で、暇な日は一日中庭と屋上の菜園を行ったり来たりしているんだよね」。採れた野菜は仲間にお裾分けし、時には自分の分が少なくなってしまうほど。そんな夫を支える夫人とはおしどり夫婦で、「ちょっとしたお出かけはいつも一緒」と照れながら笑う。

 ○…これからの活動に向けて、「何十年と続けていきたい、というよりは続いていくのだろう。私ひとりじゃなくて、仲間がいるから」と力強く語る。これまで様々なところで芸を披露してきたが、舞台構成上にしても、この芸の魅力を最も伝えることができるのはホームである新城神社。「町の若い人たちにももっと興味を持ってもらい、これからも新城という地域に根付き、愛される芸能であり続けていきたいね」

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