NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントの3代目の理事長に就任した 安藤 均さん 小杉陣屋町在住 50歳
地域をつなぐ橋渡し人
○…武蔵小杉駅周辺にある7つのマンション住民と周辺町会、商店街、行政とをつなぐ「橋渡し的役割」を担っている通称・エリマネ。武蔵小杉をより住みやすい街にするため、自ら先陣に立ち、イベントの企画や企業との交渉に臨む。「それぞれの担当が活動を進めやすいようにサポートしていきたい」と環境作りにも意欲を燃やす。防災活動、交流会、コスギフェスタの開催を大きな柱に、清掃活動や子育てサロンなども開催。地域住民がイベントを通して交流の輪を広げられるよう、組織の指揮をとる。
〇…同団体は平成19年に発足。新しいマンションの住民と周辺の地元住民で構成され、現在の会員は約4100人。これまでに理事、副理事長を歴任し、「エリマネがあって地域のつながりが生まれたと思う」と振り返る。今、力を入れているのは防災活動。「訓練を通してコミュニティの大事さを知ってもらいたい」と、いざという時に備え、今後はマンション間の交流も深めていくつもりだ。
〇…小杉の名主を務めた旧家である「安藤家」の20代目。生まれも育ちも中原区で、西丸子小に通った生粋の中原っ子。現在は不動産管理業を営む傍ら、武蔵中原観光協会会長、中原区文化協会理事、小杉神社の総代など、10以上の役職を引き受ける。「忙しい」とこぼすも、持ち前のキャパシティの広さで、多くの事業に携わる。妻と息子、娘の4人家族。立場上、お酒を飲む機会が多いが「子どもには酔った姿を見せたくない」と父親の顔も覗かせる。
〇…中原区の魅力は「近代的だけど、伝統を重んじるところ」と微笑む。駅前は再開発で新しい風も吹くが、駅から離れると歴史的な建物も残る。活動の中で大切にするのは出会い。「たくさんの人と出会うことで、視野を広げられるし、人間的にも大きくなれる」と話す。地域に交流の場を提供し続け、「『武蔵小杉に住んでよかった』と言ってもらえるよう頑張りたい」。
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4月19日
4月12日