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中原区版 公開:2013年8月9日 エリアトップへ

7月1日付けでJR武蔵小杉駅の駅長に就任した 柳澤 美香さん 都内在住 46歳

公開:2013年8月9日

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「何気なくほっとできる駅に」

 ○…1日乗車数の平均が10万人を超えたJR武蔵小杉駅で初となる女性駅長。平成2年に、JR東日本入社、その後、グループ会社に出向し、添乗員や広告営業など、駅業務以外にも様々な業種を経験し、あらゆる角度から「サービス」を追及してきた。今回の抜擢に、「『安心安全』『安定輸送』をベースに、快適なサービスを提供できるよう、誠意をこめて取り組んでいきたい」と語る。

 ○…今でこそ女性社員が多数活躍しているJRだが、入社当初はまだまだ少なかった。「男性の先輩が私をどう呼べばいいのか困っていたんですよ」と笑いながら当時を振り返る。また、新宿駅の助役だった頃はセクハラ講習も担当。「『ズボンを目の前で直さないで』など、今まで男性ばかりの職場で当たり前の習慣だったことから変えなくてはいけなくて、なかなか難しかったです」と苦笑い。そんな経歴を積み重ねて、現在は女性社員を導く存在となっている。「正装である白の制服を着た時、女性社員達がすごく喜んでくれた」。

 ○…中・高とも女子校に通いダンス部に所属。部長も務め、ひたすら練習に打ち込んだ。「本当に寝てるか動いてるかでしたね。何事にも全力で、夢中で、一生懸命だった」。大学時代はバイトでお金を貯め、中2の時から続けてきたペンフレンドに会いにイギリスへ。持ち前の明るさと積極性で、当人同士はもちろん、家族や親戚ともすぐに親しくなった。現在の趣味はまち歩き。「行く先々で見つけた温泉や銭湯に浸かるのが大好き。もちろんその後に飲むお酒も」とニッコリ。

 ○…今後の武蔵小杉駅について、「武蔵小杉は観光というよりは通学・通勤など日常的に使われる方が多い駅。だからこそ何気なくほっとできる、そんなアットホームな駅にしていきたい。多くの人が、この駅に愛着と思い入れをもっていただけるような」。ハツラツとした笑顔で今日も武蔵小杉駅を牽引していく。

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