神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2013年8月30日 エリアトップへ

市薬剤師会 おくすり手帳を電子化へ 今秋、試験導入

公開:2013年8月30日

  • LINE
  • hatena

 川崎市薬剤師会(嶋元会長)は「電子おくすり手帳」のシステムを、川崎市内で今秋試験導入する。情報の漏えいを防ぐため個人情報と薬歴データは分離して管理される。

 現在、川崎市薬剤師会では、システム普及のために準備を進めている。市内にある約400の調剤薬局を対象に導入を呼びかける予定で、薬局の受付窓口で利用者への利用促進を行う。

 薬局利用者は申請すれば即日カードが発行できる。FeliCa(非接触型ICカード技術)が内蔵されているカード(対応スマートフォンでも管理可)を薬局にある専用機器にかざすことで、処方された薬の履歴(薬歴)を確認することも可能だ。また、連動するスマートフォン用のアプリケーションをダウンロードすれば、自宅や外出先でもデータの閲覧ができる。

 従来のおくすり手帳とは異なり、本人の了承を得れば、家族も登録できるので、家庭内の薬歴を一元化して管理することができるようになる。また、遠隔地においてもスマートフォンでデータを確認することができるため、遠方に住む家族や親族が、利用者の健康状況を把握・管理できるツールとしても期待されている。

 このシステムは、ソニー(株)が開発し、個人情報漏えいに配慮。個人情報と、データを分離してクラウド(データをコンピュータ・ネットワーク上で保存するサービス)と、電子カード上で管理する。

 おくすり手帳の電子化は、すでに宮前区で2011年から試験導入されており、現在約20の薬局がサービスを導入している。実際に約1000人が利用しているという。

 宮前区薬剤師会の伊藤啓会長は、「若い世代はおくすり手帳を利用されない方も多かったが、電子化により、利用回数が増えた。またお年寄りにとってもカードを持ち歩くだけなので簡単に使ってもらえている」と語る。
 

中原区版のトップニュース最新6

使いやすく大幅増補

市おくやみガイドブック

使いやすく大幅増補

手続きの煩雑さ解消に

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CF初挑戦、支援呼び掛け

4月15日

救急隊、日中に増設

中原消防署

救急隊、日中に増設

到着時間の短縮めざす

4月12日

5年ぶり重要郷土資料に

江戸時代後期「富士信仰」

5年ぶり重要郷土資料に

市ノ坪の民家で所蔵

4月12日

市民の「誇り」向上

川崎市イメージ調査

市民の「誇り」向上

「来訪推奨度」は過去最高

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook