ハンドボール日本代表U-16に選出された 岸 正直さん 法政二高1年 16歳
行動でチームを牽引
○…この夏、初めて国際大会の舞台に立った。ホームでの日韓戦は自らも点を決め、チームの勝利に貢献。国内を代表する16人が選ばれたU―16に選考されたことについて「試合中に誰よりも声をだし、チームを鼓舞している姿勢かな」と語るが、試合では鍛えられた身体を活かした力強いロングシュートでネットをゆらしチームを引っ張る。
○…ハンドボールを始めたのは小学1年生の時。友達に誘われて行った岐阜大学のサークルがきっかけ。「それまでは競技自体全く知らなかったけど、皆でボールを触ったり追いかけたりするのは単純に楽しかった」。高校では勉強もしっかりしたいと地元の公立高校に進学しようとしたが、コーチに勧められ、強豪校である法政二高を選んだ。
○…小学生の時には学級委員、中学では生徒会長を務めるなど、昔からリーダー的存在。「文化祭では劇の台本を書いたり、とにかく積極的に行動した。気づいたらクラスの皆もついてきてくれてて嬉しかった。この経験が今の自分につながっている」と満面の笑顔で語る。現在は寮生活だが、近々一人暮らしを始める予定。「自分の管理もしっかりできるようになりたい。料理はまだできないですけど」。故郷の岐阜に住む親からは、定期的に小包が届く。親からのサポートにも感謝し、さらにプライベートでも自分に磨きをかけるつもりだ。趣味はDⅤD鑑賞や音楽を聴くこと。オフの日は週に6回ある練習の疲れを癒す。
○…今後の目標は「法政二高のチームで全国1位になること」、そして「人間的に成長すること」だ。「法政二高に入る前に顧問の阿部先生から『1人前の選手ではなく1人前の人間になれ』と言われ、その言葉に共感した。ハンドに打ち込むことも大切ですけど、それを言い訳にしたくない。何事にも手を抜かず成長したい」。自分の将来をしっかり見据え、まっすぐな眼差しで意気込んだ。
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4月12日