ゼミ長として学生らをまとめて新丸子の商店街でアンケートを実施した 浜田 悠介さん 宮前区在住 20歳
仲間を支えるリーダーシップ
○…「人の触れ合いこそが商店街活性のポイントだ」。新丸子の商店街で店主や利用客にアンケートを実施し、たどり着いた答え。「みんなが助けてくれたおかげで調査や分析ができた。僕は仲間が困っていた時にサポートしただけです」と遜るものの、その柔らかい物腰に仲間や先生からの信頼は厚い。ゼミ以外にも新丸子のイベントなどに顔を出し、商店主らと交流を図る。「人が温かくどんどん好きになっていった。第2の故郷のような感じで、いつまでも関わっていければとおもう」。
○…企業のマーケティングに興味があったことや親身に対応してくれる先輩の優しさに惹かれ、大学2年の後期から「厳しいと評判だった」渡辺ゼミを専攻。日本商業学会の理事を務める同教授は精度の高い研究を求めるため、ゼミがない日でも地域商店を視察し本に載っていないこと等を調べに行く。「大学生活の中心はすっかりゼミになってます」というその表情からは充実感が漂う。
○…宮前区で生まれ育つ。中高時代は6年間バスケットボール部に所属するものの一度もレギュラーになることはなかった。それでもひたむきに練習を続け、「ベンチでもできることがあるしレギュラーメンバーに負けない自分の良さもある」と前を向き続けた。高校3年の最後の大会ではラスト5分で出場。「今まで頑張ってきてよかったと思った瞬間だった。ずっと忘れないと思う」と爽やかな笑顔をみせる。
○…アルバイトでは時間帯責任者を務める。接客業が好きで将来の夢は店舗経営。「なれたらいいなくらいですけれど」と話すものの今回、直に商店主らと触れられたことで、目標に一歩近づいた。「経験が一つひとつ繋がっていくといいですね」と微笑む。取材の最後には「僕のことよりゼミのみんなが頑張ったことを伝えてください」と仲間を気遣える姿がリーダーらしい。
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4月19日
4月12日