川崎市は、3月1日から武蔵小杉駅周辺の路上喫煙の禁止重点区域を拡大する。今年3月末の駅南口地区西・東街区の整備完了に伴う対応で、主に東急線南口からJR横須賀線駅までの道路が対象となる。
川崎市は歩行者の安全確保を目的として『川崎市路上喫煙の防止に関する条例』を2006年に施行した。人の往来が多い川崎駅、武蔵小杉駅、武蔵溝ノ口駅、鷺沼駅、登戸・向ヶ丘遊園駅、新百合ヶ丘駅周辺の6区域を「重点区域」に指定し防止に努めている。重点区域では、指導員と市の職員が巡回し、路上喫煙の注意、指導にあたる。指導員の注意を受けても従わない場合は、2000円の過料になる。
今回、拡大する区域は、東急線東口広場からJR横須賀線駅を結ぶ道路とその周辺、東急線西側の中原図書館周辺の道路も区域になった(地図参照)。禁止区域を知らせる看板や路面表示は現在調整している段階で、景観に配慮した形で今後は設置をしていくという。
市では現在、朝夕の通勤、帰宅の時間に合わせて、駅頭でチラシを配るなどして周知に力を入れている。担当者は「重点区域の拡大は町のルールを守ってもらいたいという意思表示。効果があがることに期待したい」と話している。
一方で喫煙者に配慮して、指定喫煙場所が横須賀線駅前と東急線東口広場に新設される予定という。
また、今回の拡大エリアは、ポイ捨て等の禁止重点地区も兼ねるため、吸い殻やペットボトルなどをポイ捨てした場合は路上喫煙と同じ対応がとられる。
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