中原区は区を象徴する木を今年度中に制定する。今後は委員会を設置し、対象となる木の選定、募集方法などを検討していくという。
「区の木」は、シティセールスや区民の自然に対する意識の醸成などを理由に市内の各区が制定しているが、7区のうち中原区だけ決められていない。理由については「要望がなく、制定のタイミングがなかった」と区の担当者は話す。
先の議会で板橋洋一区長は「区の木」の制定について、「中原区の魅力発信の重要なツールとなることから、区としても率先して制定に向けて取り組んでいきたい」と話した。
今後は、選考委員会を設けて、区民の意見を募る方針で、対象となる木の選定、募集方法、選考方法などについて決めていくという。スケジュールについても、委員会で検討するとし、募集の際の区民への広報については、市政だよりやホームページ、なかはらメディアネットワーク等で周知するとしている。
候補となる木は?
中原区を象徴する主な樹木としては、川崎市の『まち樹木50選』にも選ばれている小杉神社の「けやき」や等々力緑地に植えられている「いちょう」などがあるが、住吉ざくらに代表される「桜」や、中原区が桃源郷だったと言い伝えられることから「桃」などを推す声もある。
区企画課では「選考方法は決まっていないが、できる限り広く区民の方に意見を聞きたいと思う」と話している。
なお、中原区に隣接する幸区では、2012年に区の誕生40周年を記念して、ハナミズキを区の木に制定。ラゾーナや新川崎駅周辺に植えられ、区民に親しまれていることから、公募で決められた。また、高津区では、区の誕生30周年を記念して、昔から春を告げる花として区民に親しまれ、久地梅林でも有名な「うめ」が制定されている。
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