川崎市 地域福祉計画を策定 第4期、14年度から3カ年
川崎市は「自立と共生の地域づくり」を進めるため、第4期の地域福祉計画を策定し、このほど発表した。各区の実情に応じた、理念や基本目標、具体的な取り組み等も盛り込まれた。
◇ ◇ ◇
第4期川崎市地域福祉計画は、2014年度からの3カ年計画。「『活力とうるおいのある地域づくり』をめざして」を基本理念に、公的サービスと地域の多様な力を結び付けて、取り組みを進めることをめざす。
「第3期計画の進捗は順調と評価されている」とし、地域や社会に応じた取り組みの推進などを基本的な視点に策定された。
基本目標には【1】サービス利用者の意向を尊重した施策の充実【2】保健・医療・福祉サービスの質の向上に向けた体制の強化【3】地域福祉活動への住民参加の促進に向けた基盤整備-の3点を掲げた。要支援者を発見する機能の充実や支援体制の整備、身近な相談支援体制づくり、地域の福祉活動団体への支援や参加しやすい仕組みづくりに重点的に取り組むという。
中原区の地域福祉計画の基本理念は「福祉のこころ、人と人との橋わたしで、支え合える地域づくり」。基本目標は「思いやりや支え合いのこころが育つ地域の意識づくり」「人と人をつなぐ出会いの場づくり」「ボランティアがいきいきと活動できる支援体制の充実」「区民が安心して暮らせるネットワークづくり」。
これらを踏まえた主な取り組みは、高齢者向けのホームページ更新、シニアのためのおでかけマップの充実、子育て情報の発信、商店街と連携したまちづくり事業など。また人材育成に向けては、子育て支援者、なかはらパンジー体操のボランティア、認知症サポーターの養成や、高齢者見守りネットワークの推進などを掲げている。
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日