かわさきスポーツパートナーの東芝ブレイブサンダース神奈川は5月24日、代々木第二体育館で行われたナショナルバスケットボールリーグ(NBL)プレーオフファイナル第3戦で和歌山に勝利し、今年創設されたNBLの初代王者に輝いた。1月の全日本総合選手権との2冠も達成した。
今季ジャパンバスケットボールリーグ(JBL)からNBLとなり、初めて迎えたシーズン。東芝は、リーグ戦東地区を46勝8敗で1位通過し、プレーオフも危なげない戦いでファイナル進出を決めた。
プレーオフファイナルでは、西地区を創設1年目で制し勢いにのる和歌山トライアルズと対戦。第1戦、2戦と苦しみながらも逆転勝利し、優勝に王手をかけ臨んだ3戦目。試合は東芝の一方的な攻勢で幕を開け、攻守の要ファジーカス選手を中心に高さで和歌山を圧倒。チーム主力の外国人選手をケガで欠く和歌山に対し、中からボーズマン、ファジーカス、外から辻、篠山ら各選手のシュートが次々に決まり、開始10分で28-4と大きくリード。そのまま試合を有利に進め78-61で勝利、ハイタッチで優勝の喜びを爆発させた。
東芝は1月の全日本総合選手権との2冠を達成するなど、NBL創設元年を最高の形で締めくくった。
ラゾーナで優勝報告会
優勝から5日後の29日、ラゾーナ川崎で優勝報告会が行われ、ファンや東芝の社員ら約180人が来場。挨拶にたった北卓也ヘッドコーチは「優勝できたのは皆さんの応援のおかげ。若いメンバーなので練習に磨きをかけ常勝チームを作っていきたい」と話した。
東芝は(株)東芝のバスケットボール部として1950年に創設。過去、日本リーグや国体等でタイトルを取り、リーグ優勝は9年ぶり3度目。また04年には川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナーに認定され地域活動にも尽力している。
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