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中原区版 公開:2014年6月13日 エリアトップへ

ロボットアスリートカップ 川崎工科が初優勝 ビーチフラッグ競技

公開:2014年6月13日

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手作りのメカを持ってガッツポーズ
手作りのメカを持ってガッツポーズ

 県立川崎工科高校機械研究部が製作したロボットが、はまぎんこども宇宙科学館で行われたロボットアスリートCUP2014の自律ビーチフラッグ競技多脚ロボットクラスで優勝した。休日返上で繰り返し行った実験の成果が実った。

 自律ビーチフラッグ競技とは、人は操作せず、内蔵されたプログラムによりロボットを動かし、5メートル先の超音波が出ているパイロン(フラッグ)に向かって動き、どれだけ早くパイロンを倒せるかを競う。5月31日に、はまぎんこども科学館で行われたロボット・アスリートCUP2014の同クラスには、大学生を含め、3団体8台が参加し、川崎工科高校、機械研究部の多脚自律ロボット『ハーリー』が優勝した。

 同部がこの大会を目指したのは今年の4月。新しく赴任した顧問の尾花健司教諭に勧められてチャレンジを決意した。尾花教諭は「せっかくロボットコースがある学校なので、生徒にもロボット作りを多く経験して欲しかった」と話す。

 『ハーリー』は通常2つのセンサーを3つに改造。またセンサーの角度にもこだわった。早く動きすぎると左右にそれ、慎重に行き過ぎると今度はスピードが出ない課題がある中、まっすぐ確実に進む安定性を重視。土日を返上し、何度も実験を重ね、結果に誤差が出ないよう不安要素を改善した。「練習コースと本会場コースの材質は違う為、本番でも調整に苦労した」とモーション担当の花村大地さんは振り返った。

 決勝戦では色を識別するカメラ搭載の東海大学の犬型ロボットと対戦。序盤は相手機体に先を越されたが、相手がコースを逸れた間に『ハーリー』はまっすぐ確実に進みゴールのパイロンを捉え、高校生で初めて優勝した。

 羽田響さんは「東海大学のロボットが本当に精巧だったので勝った瞬間は驚いた。何度も練習してきたので嬉しい」と話した。

ドレスアップ賞も

 また、全競技に出場するロボットの中からデザイン的に優れている機体を選出するドレスアップ賞では鈴木将人さんの『タコだす。』が多脚部門で優勝した。鈴木さんは「会場には来場者もたくさんいるし見て楽しいメカを作るように工夫した。走っているときに足が動くので子ども達から『かわいい』と褒められて嬉しかった」と話した。

デザインが評価された「タコだす。」
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