川崎市医師会館 小杉町に移転予定 中原休日急患診療所も併設
公益社団法人川崎市医師会(高橋章会長)が所有する川崎区宮前町の川崎市医師会館が、2017年度に中原区役所暫定駐車場跡地に移転する予定であることがこのほど分かった。
川崎市医師会館は川崎市医師会が1947年に社団法人になったのをきっかけに川崎区宮前町に開設。1981年に現存の建物となった。施設内には川崎市医師会の事務局と川崎市医師会附属准看護学校が入っているが、施設の老朽化などを理由に移転する方向になったという。
移転予定地は現在中原区役所が暫定駐車場として利用している旧消防署の跡地。約700平方メートルの土地を市が川崎市医師会に護渡し、施設を建てる計画。市医師会によると建物の規模や施設の概要は未定だというが、2017年度の開設を目指しているという。
なお准看護学校は2015年度の募集で一時終了となり、その後の予定は未定だという。
中原休日急患診療所も
この施設内には、現在区役所横にある中原休日急患診療所も併設される。休日急患診療所は現在、年間5257人(2013年度)が利用し、人口の急増による患者数の増加に伴う長い待ち時間や施設の狭あいが問題になっている。
医師会館内にできる新診療所は、現状より広いスペースを確保する計画で、待ち時間や狭あいを減少できるとしている。また、管理運営が市から医師会に移ることも予定されており、医師会のネットワークを使い医師や薬剤師、看護師などと連携をとることで今以上に柔軟で効果的な体制が整えられるようになるという。市健康福祉局医療政策推進室では「医師会が自主事業することで良質な医療サービスの提供や柔軟な診療体制を期待できる」と話している。
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4月19日
4月12日