川崎市 27の認可保育所、来春新設へ 「待機児童ゼロ目指す」
川崎市はこのほど、2015年4月に開設する27の認可保育所を発表した。担当局は認定保育園やおなかま保育室への紹介作業と合わせて「来年度の待機児童ゼロを目指す」としている。
来年4月に開設される認可保育所は、川崎区4園、幸区3園、中原区6園、高津区5園、宮前区4園、多摩区2園、麻生区3園で、集合住宅の建設ラッシュ等で人口が増えている中原区が最多となった。27園の合計の定員は1550人になる予定だという。
認可保育所の開設は市が例年の待機児童の状況などを踏まえ、地域を絞って運営法人を公募し、審査して決めている。現在、来春の追加募集を行っており、さらに増える可能性もあるという。
また、認可保育所の新設は18年までは随時行う計画だといい、隣の横浜市が待機児童ゼロになった翌年に維持できなかったこともあり、「待機児童がゼロになったとしても認可保育所の整備をストップしない」としている。
待機児童ゼロに手ごたえ
現在、川崎市は認可保育所の整備と同時に、認可保育所に入れなかった子どもをおなかま保育室や川崎認定保育園等へ紹介するマッチング作業を進めている。それによって今年4月1日の待機児童数は62人に減少(昨年4月の438人と比べると376人減)したこともあり来年度の待機児童ゼロの実現に手ごたえを感じているという。
川崎市市民こども局では「認可保育所の新設と紹介作業で来年度は待機児童ゼロにしたい」と話している。
保育所の問い合わせなどは市民・こども局こども本部保育所整備推進担当【電話】044・200・3414。
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4月19日
4月12日