全国の消防署員や団員らが階段を駆け上がり、そのタイムを競い合う「ステアーレース(階段駆け上がりレース)」が3月14日(土)、川崎市で初めて開催される。会場となるのは中原区のタワーマンション「パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー」。
ステアーレースは、日本警察消防スポーツ連盟が、高層建築物での災害を想定し、救出活動などで重要な体力を競い合い、限界時の自己管理能力をさらに向上させることを目的に2007年に福岡で初開催された。参加選手は総重量20kgを身にまとい、階段を駆け上がりタイムを競う。
8回目となる今大会は、NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント主催の「こすぎ防災フェス」の一環として開かれる。同レースを知ったエリマネが中原署に相談し大会を誘致した。会場となるミッドスカイタワーは大会史上最大の59階999段で、過酷なレースが予想される。
川崎署原子氏2回目のV狙う
今大会には全国の消防から総勢170人が参加する。川崎市からは08年に東京タワーで開かれた大会で優勝経験のある現川崎署勤務の原子武紀さんを始め、署員14人、団員3人が参加する。原子さんは「川崎は高層建築物が多く、日頃から訓練しているので他都市の方には負けられない」と話し、2度目の優勝を狙う。
なお、当日の様子は中原市民館ホールのモニターと、ららテラスと市民館の間に設置されるビジョンカーでライブ中継される予定。放映時間は午前11時から午後3時まで。
大会を運営する同連盟の小玉敦司さんは「日頃の訓練の成果を見て身近に感じてもらいたい。一人でも多くの方に来ていただければ」と話している。
防災フェスに蝶野さん
また当日は、NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント主催で災害時のトイレや心臓マッサージ、降雨体験車、非常食のごはん、駅前マンホールトイレ、防災井戸汲み上げなどの体験やスタンプラリーも開催。
さらにゲストとして、プロレスラーの蝶野正洋さんが登場。蝶野さんはAEDを普及させるための活動をしており、今回も講習を開くという。
こすぎ防災フェスの問い合わせは【電話】044・433・9180まで。
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