神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2015年5月1日 エリアトップへ

中原警察署 悩み相談PRに絆カード 児童生徒の問題解決の助けに

社会

公開:2015年5月1日

  • LINE
  • hatena
コミュニケーションツールの一つにも。カードのデザイン案(下)
コミュニケーションツールの一つにも。カードのデザイン案(下)

 中原警察署(陶山和美署長)は、児童・生徒の悩みや相談を受け付けようと、5月をメドに『絆カード』の配布を始める予定。警察による電話相談の存在を広めるのが狙いで、「子どもの抱えている悩みや不安を聞き、問題解決のきっかけになれば」と担当者は話す。

 カードの配布を行う背景には、2月に川崎区で起きた中1男子殺害事件がある。殺害された少年は属していたグループから抜けられなかったと友達に話していたが、相談先が周囲になかったと見られている。「親や教師に言えないこともある。そういう時に警察に連絡してくれれば、解決のきっかけになるかもしれない」とし、同署ではカードを配布して、電話相談の存在を広めたい考えだ。カードは主に交番勤務の警察官が携帯し、パトロール中に子どもたちに声をかけ、配布していきたいという。警察官にとっては、カードを配布することで児童や生徒とコミュニケーションを図るきっかけにしたいという思惑もある。

「一人で悩まないで」

 電話相談に対応するのは同署の防犯少年係。24時間対応で、匿名の相談にも応じ、内容は秘密厳守。緊急性を要する場合は、中原署全体で連携して対応していくという。「困ったことがあったら、一人で悩まないで気軽に電話をかけてきてほしい。孤立する少年の助けになれば」と期待を寄せている。

 カードは名刺サイズで、中原署の電話番号を明記しながら「手に取った時、気軽に電話できるようなやさしいイメージ」で、中原署のシンボルマスコットであるせせらぎ巡査、こすぎタワー君などを描く案で進めているという。

 絆カードは中原署の生活安全課、区内の交番でも入手できるよう調整をすすめていきたいとしている。

中原区版のトップニュース最新6

使いやすく大幅増補

市おくやみガイドブック

使いやすく大幅増補

手続きの煩雑さ解消に

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CF初挑戦、支援呼び掛け

4月15日

救急隊、日中に増設

中原消防署

救急隊、日中に増設

到着時間の短縮めざす

4月12日

5年ぶり重要郷土資料に

江戸時代後期「富士信仰」

5年ぶり重要郷土資料に

市ノ坪の民家で所蔵

4月12日

市民の「誇り」向上

川崎市イメージ調査

市民の「誇り」向上

「来訪推奨度」は過去最高

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook