ダイバーシティ(多様性)の街づくりをめざし、川崎市の若手職員ならではの発想や感性などを活かしてまとめた政策提言の発表会が10月29日、幸区役所で行われた。
これは、昨年川崎市と包括協定を結んだNPO法人ピープルデザイン研究所とのプロジェクトの一環で、マイノリティ(社会的少数派)の人が抱える課題や解決策を見出し実践していこうという試み。集まった若手職員25人は、子ども、障害者、外国人観光客・居住者、性的マイノリティ、認知症の5つのテーマに分かれ、7月から勉強会を実施。その取組みの成果を、プロジェクターなどを用い、来場者に発表した。
「子ども」では、子育て世代にどう情報提供し社会に関わってもらうかの手段などを模索し発表。また「障害者」では、障害者が参加したいと思えるイベント内容を考え提案すると、参加者からは「障害者が主催者側に立ってもらうのも良いのでは」などの意見も出た。ファシリテーターを務めたNPO法人ピープルデザイン研究所の須藤シンジさんは「当事者意識をもち、実行することが大切」と、今後の実践を促した。
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