川崎北ロータリークラブ(柳澤信夫会長)は、来年2月に、開発途上国である南太平洋のヴァヌアツ共和国の病院へ川崎市消防局の救急車を寄贈する。それに伴い、市消防局から同RCへ救急車の贈呈式が11月17日に同局で行われ、消防局員やRCのメンバーら約20人が参加した。
同RCは、国際奉仕活動の一環として、2001年からヴァヌアツ共和国へ医療支援などを行ってきた。2012年には川崎市消防局から譲り受けた救急車を、首都のポートヴィラ国立中央病院に初めて寄贈、現地の医療環境に大きく貢献した。同国は80以上の島々からなるため、他の島の国立病院にも救急車を導入してほしいとの申し入れがあり、今回の寄贈に漕ぎつけた。
救急車はすでに整備・点検などを済ませるなど渡航準備を整えており、来年2月に現地で贈呈式を行う予定という。
1回目の寄贈にも携わった同RCの松波登さんは「ヴァヌアツで今年3月に発生した災害にも救急車が活躍したと聞いた。日本の車両は高規格のため、喜んでいただけると思う」と話し、柳澤会長は「市消防局のご協力とご配慮に感謝申し上げたい」と謝意を示した。また、南部浩一市消防局長は「救急車がヴァヌアツで活躍の場を広げてくれることは光栄。一人でも多くの命を守るという我々と同じ志をもって頂き嬉しい」と話した。
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