川崎市は、4月1日から小杉駅発着の便を中心に市バスを増便する。主に増えるのは井田病院、高津区蟹ヶ谷方面を往来する系統。小杉駅―井田病院間で平日に35便が増える。
今回の市バスの増便は武蔵小杉駅と井田病院のアクセスの向上をめざすもの。
増便するのは計8系統で、小杉駅東口―井田病院間(往復)、小杉駅東口―横須賀線小杉駅間(同)、小杉駅東口―井田営業所間(同)、井田病院―井田営業所間(同)。さらに、蟹ヶ谷―井田営業所間(同)の2系統が新設される。
現在、小杉駅東口から井田病院へ向かう市バスは、平日が7便、土曜が6便、休日が6便。増便されると、平日が24便、土曜が21便、休日が12便増えることになる。
増便の背景には、井田病院の建て替えがある。昨年の建て替えにより、病院機能が強化されたことから、アクセス向上のためにバスの増便が決まったという。
一方で、小杉駅前バス停(北口)発着の井田病院行きの系統は廃止となるため、JR南武線の武蔵小杉駅から井田病院行きのバスは東口のバス停に一本化される。
増便に伴うコストに関して、新たな車両の購入は予定しておらず、現状の経営資源を生かすという。また、燃料、人件費などの営業費用に関しても、現行ベースとしており、他の区域でのダイヤ改正や運行本数の削減などで調整するとしている。
詳細は現在調整中で、ダイヤを含めた具体的な決定は3月上旬になる見通し。
市の交通局の担当は「市民の皆様の利便性の向上を図りつつ、収益を確保して、継続したサービスを提供していきたい」と話している。
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