防災に関する優れた取組みや、災害に強い街づくりにむけ創意工夫している団体などを表彰する「防災まちづくり大賞」。阪神・淡路大震災を機に創設され第20回を迎える今年、モトスミ・オズ通り商店街(柳沢正高理事長)が総務大臣賞を受賞した。商店街が同賞を受賞するのは全国初。
街なかでの実践訓練も
評価されたのは、同商店街が東日本大震災以降行ってきた数々の取組みだ。その一つが「街なか安全教室」。小学生や大学生らと連携し、街なかで災害に遭遇したことを想定し非常時の行動を実践方式で学ぶもので、これまで4回実施している。また、商店街加盟店が安全・安心への取組みを掲げる「一店一安心運動」の展開や、地域の安全情報をまとめた「安全BOOK」は第3弾まで発行するなど地域コミュニティづくりにも貢献。さらに被災地から避難してきた児童支援など、被災地と連携した安全・安心のまちづくりに取り組み、継続的に復興支援も行う。
表彰式に出席した柳沢理事長は「大臣賞は大変光栄。5年前、鉄道が止まり停電するなか当商店街では帰宅困難者を店内に受入れ炊き出しなどを行った。その経験を教訓に、安全・安心な街づくりへの取組みを行ってきた。この震災の記憶を風化させてはならない。地域コミュニティの核として、今後も防災・減災に努めていきたい」と力強く語った。
中原区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|