かわさき市民アカデミー学長で農学博士の太田猛彦氏は、宮城県名取市の海岸林を再生させようと活動している(公財)オイスカの顧問としても活躍している。
太田学長は「名取市は津波で多大な被害を受けました。私たちのプロジェクトは10年間でクロマツを中心に苗木50万本(100ヘクタール分)以上を育て、同市沿岸部に植えるというもので、苗木が成木になるまでは30年以上かかり、次の世代へと託していく時間のかかる計画です。海岸林は飛砂や強風、高潮から人々の暮らしを守る重要な役割を持っています」と話している。なお、同アカデミーに通う多摩区在住の井上文雄さん(68歳)もこの活動に影響を受け、プロジェクトを手伝っているという。井上さんは「元々麻生区早野で里山ボランティアをしていました。オイスカの活動は苗木を育てて植えるという点で共通していると思い参加しました」という。これまでに寄付金集めや活動の展示説明会などを行っており、太田学長は井上さんを「川崎市と名取市をつなぐ重要な人物」と今後の活動も期待している。
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