青年海外協力隊などのJICA(独立行政法人国際協力機構)のボランティア経験者で、川崎市にゆかりを持つOB・OGらが4月23日、川崎JICAボランティアの会(内藤幸彦会長)を発足した。海外での体験を地域に還元することを目的に、市内の外国人との交流、市内企業の海外進出の橋渡し、海外のボランティア活動の啓発などを展開していく。
発会のきっかけは、昨年10月に行われたJICAボランティアのOB・OGによる懇談会。川崎市に縁のある人が集まり、その席で発会の話題が持ち上がった。現在、同様の会は県全体の組織や派遣国ごとにはあるが、市単位での組織は全国でも初めてだとういう。JICAのボランティア経験者が海外での体験を地域に還元することで、よりよい社会と川崎市の発展に貢献する活動をめざす。
23日には、川崎商工会議所で発会式が行われ、同会のメンバーのほか、山田長満川崎商工会議所会頭、三浦淳川崎副市長、JICAの関係者らが集まった。内藤会長は「ボランティア経験者の活躍の場を広げて、川崎市のさらなる発展を支援できれば」と話す。また、発会式の後にはグループに分かれ、これからの活動について活発な意見交換が行われた。
今後は、市内の外国人との交流、市内企業の海外進出の橋渡し、海外のボランティア活動の啓発などを念頭に活動する。7月3日に国際交流センターで行われるインターナショナルフェスティバルではブースを設けてバザーを行うという。内藤会長は「人の善意が大きな力になるのがボランティア。人のためになることを実践して、よりよい社会づくりに貢献したい」と話している。
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