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中原区版 公開:2016年5月13日 エリアトップへ

川崎市 DV専用電話窓口を開設 認知度上げ支援拡充

社会

公開:2016年5月13日

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 川崎市はDV(ドメスティック・バイオレンス/配偶者などからの暴力)被害に関する専用の電話相談窓口を5月2日から開設した。

◇  ◇  ◇

 これまで市のDV相談は保健福祉センターや地区健康福祉ステーション、男女共同参画センター、人権オンブズパーソンなど複数の機関で対応していた。しかし、2014年度の市民へのアンケート調査によると、DV相談ができる窓口があることを知っている人は3割ほどと低く、DVの被害にあっていながら「誰にも相談しなかった」と答えた人は6割近くいた。これにより認知度の面の課題が浮き彫りになった。

 今回設置されたDV専用の電話相談窓口では、不明瞭な窓口を一本化することで周知を容易にするとともに、多岐に渡る相談内容に総合的に対応。必要な支援機関を紹介できる人員を配置した。

 この電話相談窓口の開設は昨年度策定された「DV防止・被害者支援基本計画」の一環。2019年度まで5年かけてDV防止や支援のための環境整備を進めている。各機関と連携した早期発見の促進や一時保護支援の充実、男性のための電話相談窓口などの設置も行っていく。

 なお、13年度の市の調査では、過去10年間で最多となる1455件のDV相談があった。全国的にも年々増加傾向にあり、14年度は10万件を超えた。

「多様化」に対応

 今回開設されるDV電話相談窓口は【電話】044・200・0845。祝日、年末年始を除く月曜〜金曜日午前9時30分〜午後4時30分。市担当者は「最近は身体的暴力だけでなく、暴言を吐くなどの精神的暴力、生活費を渡さないなどの経済的暴力など多様化している。少しでも悩んでいることがあれば、気軽に相談してほしい」と話している。

(問)市こども未来局児童家庭支援・虐待対策室【電話】044・200・2648。

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