第6期中原区区民会議の委員長に就任した 成田 孝子さん 中丸子在住 55歳
地域への想いつなぎ、形に
○…区民が主体となり地域課題解決に向けて取り組む区民会議。8月から始動した第6期の舵取りを任された。1期2年、今回で3期目。前期では副委員長も経験した。「皆の想いをつなぐ”パイプの立場”として、委員長の役割を果たしたい」と意気込む。第1回の会議では公募や団体の推薦で集まった20人の委員らが顔を合わせ、今期の課題について意見を交わしスタートを切った。「多方面からの意見を共通項で括りながら方向性をまとめ、形にしていくのが私の仕事」
○…中原区に住んで50年。母校の玉川小学校に2人の娘も通い、PTA活動を通した出会いを契機に介護ヘルパーや産後支援、民生委員児童委員など福祉活動の世界へ。区の子ども支援ネットワークからの推薦で「子育て」の立場から区民会議に加わった。「子育ての経験を生かしつつ、自分自身も育ててもらった地域に貢献したいと思った」。印象に残っているのは第4期で企画に携わった子育てふれあいカフェ。「多くの方の助けで形になり嬉しかった」と振り返りながら、「取組を継続することも今後の区民会議の課題かな」とも。
○…幼い頃は「引っ込み思案で目立たない子ども」。高校で放送委員会に入るとじょう舌な一面があらわに。「それ以来おしゃべりで」とニコリ。現在は地域で忙しく活動する中、旅行が楽しみのひとつ。「友人に誘われるとどこでも行っちゃう。関連して気象や古代史も好きでね」と話は尽きない。
○…住み続ける地域は高齢化が進み、商店街にも寂しさを感じている。「ずっと同じ場所にいるからこそ、わからないこともある。区民会議では顔ぶれが若くなっている中、多世代からの話を聞いていきたい」。そこで大事にするのは「腹を割ってコミュニケーションをとること」だ。委員としての区切りと考えている今期。「長くやりすぎてもダメ。もうちょっとやりたいくらいで道をあけないと」。この2年に全力を注ぐ。
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4月26日
4月19日